ロボコップ

監督:ポール・バーホーベン  出演:ピーター・ウェラー  ナンシー・アレン

あらすじ

近未来のデトロイト、多発する凶悪犯罪に対して、オムニ社は「究極の警官」ロボコップを開発する。ギャングに殺された警官マーフィーはそのプロトタイプとして改造されロボコップとなるのだが、彼の存在をよく思わないオムニ社の重役もいて、彼の存在を抹殺しようとするのだが・・・・
その後パート3まで作られた近未来SFの第一作

感想(好きなもんはしょうがない)

この映画は僕が「映画館で始めて手に汗握った」映画です。この頃の僕はとにかく近未来SF(サイバーパンク物)にはまってしまい、「アキラ」「ブレードランナー」「SF3D」等のものに貪欲なまでの興味をもっていた頃で、そんなときに見たもんだから、もうとにかく大興奮で劇場を出てきたのですが一緒に行った友人は「なんか訳分からん映画だな。ただの漫画じゃん」と言われてしまったのです。
そう、世間的にはあんまりこの映画、対して評価されてないっすね
だけど、僕が映画館で「あー、見てよかった」と思った最初の映画なんです。
この映画をちょっと分かりずらく説明しちゃうとキーポイントは「TV画面」にあると思うんですが、まず最初近未来の現状をニュースの形で伝える、しかもそれがちゃんとTV画面になっていて最後に「プツン」と切れてしまう、ここから物語が始まる訳なんですが、最初見たときから「ワクワク」させられました。そんでもってここが肝心なんですけどこの映画「まず最初に何も予備知識もたないで見る」と面白さが倍増します。もう「ロボコップ」がどういう形してるのかも知らない方が楽しめます。
これは、まず最初にロボコップが登場する場面で、その姿がTVモニターごしにしか分からない、という凝った演出があるからです。その前にマーフィーがロボコップに「改造」される前に「TVモニター」ごしの「視線」があるんですが。この、「TVモニター」視線は「ターミネ―ター」のぱくりと言っちゃえば、そのままなんですがある評論家が「近未来の人間がTVに支配されてる象徴的なイメージ」と言っていたのを思い出します。ギャング達は悪事を働いても、返ってきたらすぐにTVをつけて熱中してるし、もういたるところに「TV」と言う存在が出てきます。
僕が一番好きなシーン、自分が何者か少しづつ分かりかけてきた、ロボコップが前に住んでいた家に向かう、そこにフラッシュバックで映し出される昔の「家族とのおもいで」これもまた「TVモニター」ごしなんですが、段々と記憶が蘇ってくる「マーフィー」。歩き方に怒りが表されてます。ずしずし歩きながら段々と怒りが顕著になってきて最終的に記憶が蘇ってくるんですが、最後売りに出されてる自分の家を説明する「TV画面」をぶん殴るシーンは一気に観客をひきつける印象的なシーン、つまり「TVモニター」を破壊することで「自我」を取り戻すというシーンなんですが、この演出はただの「お馬鹿SF」とちょいと違うと感じさせる名シーンだと思います。
この映画はそれに、あの頃絶好調だった「日本経済」が隠し味になってますね。「寿司にされるぞ」とか「サヨナラロボコップ」とか、まあ関係ないんですけど・・・・
とにかく「好きなんだからしょうがない」僕の映画の一本でありまして、頭悪いのばれちゃいましたね
トップページに