ミッドナイトシネマクラブ


「深夜映画とは何ぞや?」

皆さんは「深夜映画」をご覧になったことがあるでしょうか?

トップページの文章にもあったとおり「夜中になんだか眠れなくて」とか、「徹夜しなきゃいけないけど、どうにもこうにもTVでろくな番組やってないな」とか、そういう状況になってしまった方って多いと思います。

特に不規則な生活を送ってる学生さんや、かたぎとはとてもかけ離れた皆さん、しょっちゅう見てるんじゃないでしょうか?それと、深夜映画にありがちなのは「あんまり面白くない」映画が大多数を占めてることでしょう。この「あんまり面白くない」と言うのはかなり上品な言い方で、要するに「Z級」映画の数々が深夜に流れてる、そんな映画、日のあたらない映画をこよなく愛する皆さんの為の会、それが「ミッドナイトシネマクラブ」です。

「昨日さあ、眠れなくてこんな映画見ちゃったよ」状態

良くありがちなことに「酔っ払って返ってきて、そのまま寝ちゃって気がついたら変な時間に起きちゃって。」って人が結構いますね。その時間ってのは以外に「深夜映画」の宝庫なんです。

深夜映画というのは、たいていの場合「誰しも見ない映画」とか「よほどの事がない限り見れない作品」と言うのが多いのです。このマイナー映画しかやらない時間に見る映画って、以外に「めっけもん」映画が多いのです。

「深夜映画」の歴史

深夜映画の歴史はそのままTVの歴史となっている、と言っても過言ではないでしょう。そしてまた映画の歴史を反映してると言ってもいいと思います。

TVが始まった時点では、放映時間と言うのも限られた時間にしかやってなく、そしてまたTV自体もそれほど一般家庭に普及したものではありませんでした。
しかしTVが一般家庭に普及しそして「夜中まで起きることが多くなった」人種(例えば受験生や、水商売の人とか)が増加していった1970年代後半、TV局はメジャーな映画の放映権を買うために抱き合わせとして、映画配給会社からマイナーなもしくはB級映画を何本も買わされていったのでした。

しかしそれら抱き合わせで、仕方なくはゴールデンタイムに流しても視聴率が取れるわけもなく処分に困ったTV局はそれらの映画を「深夜に流す」と言ったことを行ったのでした。

それが「深夜映画」誕生の歴史でした。

「深夜映画」の発展

そういった「仕方なし」で始まった、まるで「マイナー映画」の墓場の深夜映画ですが深夜映画を見る人、要するに「暇な人」にとってある種の「文化」にまで昇華していきました。

深夜映画にはとてもじゃないが誰しも見れないようなマイナーな映画を流すことが多いのです。これらの作品群はロードーショー公開すらしてない、下手したらレンタルビデオ屋にも無い作品も数多く存在して「映画ファン」の穴場的存在になっていったのです。そうして深夜映画はひとつの「ジャンル」として確立して言ったのでした。

「深夜映画」ならでの醍醐味的作品

ここで一本の映画について取り上げて見たいと思います。

幻の湖

製作=橋本プロ 配給=東宝
1982.09.11 
4,500m 164分 カラー ビスタビジョンサイズ


製作 ................  佐藤正之 大山勝美 野村芳太郎 橋本忍
監督 ................  橋本忍
特撮監督 ................  中野昭慶
助監督 ................  桃沢裕幸
脚本 ................  橋本忍
原作 ................  橋本忍
撮影 ................  中尾駿一郎 斎藤孝雄 岸本正広
音楽 ................  芥川也寸志
美術 ................  村木与四郎 竹中和雄
録音 ................  吉田庄太郎
照明 ................  高島利雄
編集 ................  小川信夫
出演 ................  南條玲子 北大路欣也 関根恵子 大滝秀治 隆大介 星野知子 光田昌弘 長谷川初範 かたせ梨乃 宮口精二

この作品は世界的にも有名な「七人の侍」の脚本を手がけた橋本忍がメガホンを取っています。しかしてその実態は

愛犬とジョギングすだけが生きがいの特殊浴場(ソー○ランドなんですけど)嬢が主人公、その愛犬が殺された事を発端に、まあNASAは出てくるは織田信長は出てくるは、ラストはただ「走ってる」だけ、で終わると言うどう考えても普通の人は見ない。下手したら普通じゃない人のために製作されたとしか思えないこの作品ですが東宝が社運をかけて作った映画なのでした。この作品はさすがに「深夜映画ですら放映しない」といった、すさまじいものですがこういった作品群が深夜映画に流れているのです。

この作品はあくまで「参考例」です。この映画のようにマイナーな邦画の墓場(ヒットしなかった邦画は、すべて深夜行きの超特急に流れます。70年代に作られたまるで国策映画のような青春映画も良く流れてますね。 何考えてるんでしょう? 本当に「幻」の作品。この後「101回目のプロポーズ」で有名になる長谷川初範、そして大御所北大路欣也、大滝秀治等そうそうたるキャストがでてますが結局「幻の作品」で終わってしまいました。今でも単独上映すると立ち見の客が出ると言った「どう考えてもおかしな」作品です。映画ファンには変な人が多いのです。


こういった「作ってる側は大真面目だけど、どうにもならなかった作品」にめぐり合うことのある可能性が高い時間帯、それが深夜なのです。

しかし深夜に流れる映画には前に書いたとおり
「抱き合わせで買わされた作品」の数多くが流れてるのです。

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